Lingerie Talk @ Lingerie Press vol.2-1

「ランジェリーク」クリエイティブディレクター有馬智子さん

「ランジェリーク」クリエイティブディレクター有馬智子さん

『ランジェリーク』クリエイティブディレクター 有馬智子さん(後編)

扉の前にただ立っていても、誰も開けてくれません。
中に入りたければ、まずは自分の手で叩かなければ

ランジェリー界で活躍する方々のルーツ、ポリシー、そして夢を語って頂く、「Lingerie Talk @ Lingerie Press」。聞き手はランジェリーエディター・ライターの川原好恵。前号では、「ランジェリーク」のクリエイティブディレクター、有馬智子さんがランジェリーの仕事を始められたきっかけを聞きました。今回は、その仕事内容についてお聞きします。

デザインは素材ありき
たくさん見て触れて、イメージをふくらませる

川原好恵(以下、川原):「ランジェリーク」のコレクションは、どのようなプロセスで作られるのですか?

有馬智子ブランドディレクター(以下、有馬):ブランドがデビューして5年。最近になってお客様の顔、ブランドらしさも見えてきました。

制作の手順は、大まかに言うと……

1. 素材選び

やはりデザインは素材ありきです。まず、レース会社に出向いて新作・旧作含めて色々と見せて頂きながら、イメージを膨らませていきます。

2. シーズンテーマ設定

2016年秋冬は「La vie an Rose」、2016年春夏は「Bon appetit」というように、シーズンテーマを私が設定します。このコンセプト設定に決まった手順はありません。もちろん多くの素材を見たり、色々なものにアンテナをはったり、自然に触れたりしますが、言ってしまえば私の“勘”です。

3. シーズンテーマをチームに伝える

現在「ランジェリーク」はデザイナーとパタンナーが5人。チーム全員でテーマを共有して制作を行います。テーマの伝え方は言葉で話したり素材を見せたり様々です。シーズンテーマはあくまで「ランジェリーク」の世界観を感じてもらうきっかけですから、チームにもお客様にもそれぞれの感じ方で共感してもらえればと思います。

4. サンプル制作・検証

サンプルを制作したら、MDや生産管理などブランドに携わるスタッフ全員で商品化するか否かのミーティングを繰り返します。もちろん、そこでボツになるデザインも多々あります。

この1〜4のプロセスを半年かけて行い、展示会に臨みます。

川原:これらの仕事の中で、有馬さんが一番好きな仕事は何ですか?

有馬:以前はレースを選ぶのが一番好きな作業でしたが、今は「売れた」という報告をもらう時です。それは、私たちが表現したいことがお客様に賛同して頂けたことの証だからです。私たちの想い、クリエイション、お客様からの共感が合致した結果が売上ですから。

ブラジャーを作るためのレースや生地、多くの資材

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代官山ヒルサイドテラスで開催された2016年秋冬展示会

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