Lingerie Talk @ Lingerie Press vol.3-1

『Carine Gilson』クリエイティブ&マネージングディレクター カリーヌ・ジルソンさん

『Carine Gilson』クリエイティブ&マネージングディレクター カリーヌ・ジルソンさん

『Carine Gilson』クリエイティブ&マネージングディレクター カリーヌ・ジルソンさん(前編)

「1928年から続くファクトリーとの出合い、
それが『Carine Gilson』の始まりです」

ランジェリー界で活躍する方々のルーツ、ポリシー、そして夢を語って頂く、「Lingerie Talk @ Lingerie Press」。聞き手はランジェリーエディター・ライターの川原好恵。今回は、来日中の『Carine Gilson』のデザイナーさんをキャッチ! 麗しく優雅なあのランジェリーはどのようにして誕生したのかうかがいました。

学校卒業後、23歳でファクトリーを買い取り
アーカイヴと技術を継承

川原好恵(以下、川原):ブランドを設立したのはいつですか?

カリーヌ・ジルソンクリエイティブ&マネージングディレクター(以下、カリーヌ):1990年です。アントワープ王立芸術アカデミーでファッションを学び、卒業して直ぐにブランドを立ち上げました。今思えば、とても若かったですね(笑)

川原:そもそも、なぜランジェリーの仕事をしようと思われたのですか?

カリーヌ:ある時、偶然ランジェリーのファクトリーを見つけたんです。そこは、1928年に設立されたファクトリーで、それはそれは美しいレースのアーカイヴを持っていて、熟練の職人さんもいました。ところが話を聞いたら、なんと近々クローズすると言うのです。私は「このファクトリーは続ける必要がある、ここにはそれだけの価値がある」と直感で思い、買い取る決意をしたんです。そして、すぐに銀行に融資の相談に行って契約しました。25年を過ぎた今も『Carine Gilson』は、そのファクリーで作られています。

川原:とても美しいランジェリーストーリーですね。

カリーヌ:まさに運命ですね。今は22人のスタッフがそこで働いています。フランス カレー産のリバーレースとリヨンのシルクを使って、美しいランジェリーをハンドメイドで作ってくれています。

『Carine Gilson』のDNAはそのまま
プレタポルテラインをスタート

川原:今回の来日の目的は?

カリーヌ:プレタポルテのラインをスタートさせたので、日本でのビジネスパートナーを探すことです。

川原:プレタポルテラインのコンセプトは?

カリーヌ:ランジェリースピリットのプレタポルテです。もちろん、シルクとリバーレースを使って、エクスクルーシブなエレガンスを表現する『Carine Gilson』のDNAは変わりません。違うのは、やや厚めの生地を使うなど、アウター仕様にしている点でしょうか。

 

2012年に公開された映画『007スカイフォール』では、ベレニス・マーロウ演じるボンドガールが、ボンドとの密会にCarine Gilsonのガウンを着ていました。○CCarine Gilson

2012年に公開された映画『007スカイフォール』では、ベレニス・マーロウ演じるボンドガールが、ボンドとの密会にCarine Gilsonのガウンを着ていました。©Carine Gilson

川原:2016年冬のコレクションのテーマは?

カリーヌ:「Lost in Wonderland」です。キーカラーは赤。黒のダリア、百合、わすれな草を描いたプリントは今までのイメージとは少し異なり、パワフルでミステリアスです。とても素敵に仕上がったので、楽しみにしていてください。

川原:パリのブティックも素敵ですよね。

カリーヌ:ありがとう。ほかにブリュッセル、ロンドンにブティックがあり、台北にも1年前にオープンしました。今は日本を含め14カ国に輸出していて、米国ではバーニーズニューヨークやバーグドルフグッドマンで扱ってもらっています。これからは、アジアの女性達にももっと『Carine Gilson』を知って頂きたいと思ってアプローチしているところです。日本にも10月にまた来る予定です。昨晩はベルギー大使館の方達としゃぶしゃぶを食べてすごく美味しくて楽しかった! 次回はもっと日本を楽しみたいと思います。

カリーヌさん、短い日本滞在の中お時間をいただき、どうもありがとうございました!

次ページでは、『Carine Gilson』の2016年秋冬コレクションを紹介しています。

パリのサンジェルマンエリアにあるブティック

パリのサンジェルマンエリアにあるブティック。まるで誰かの邸宅を訪れたかのような、優雅な空間。
©CCarine Gilson

Carine Gilson
18 Rue de Grenelle 75007 Paris
tel. +33(0)1 43 26 46 71

パリのサンジェルマンエリアにあるブティック
パリのサンジェルマンエリアにあるブティック

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