イタリアランジェリーの本質。

 

おひさしぶりになってしまいました。

中々、こちらのブログを書けずにいました。

アメブロの方はたわいもない事も毎日書いてるのですが

こちらは心から描きたいなと思う内容にしたいなと思ってて、、、

 

昨日お題が見つかりました。

昨日はキリンジのエイリアンズという名曲をしっとり閉店後聞いててついつい

帰るのがおそくなりまして、、、でもそれが良かったのか

たまたま昨日は帰りが、TBSの「チューボーですよ」の後番組で、、

路地裏の名店、「人生最高のレストラン」が帰宅したら流れてました、昨日はフレンチの三國シェフが

ゲストでした。この番組、もともと食べるのが好きなので前番組もよく見ていたのですが

後番組のオープニングのシーンが僕が仕事してるマリーの六本木のお店の店前の道で

路地裏の道なのですが、なんとも味のある道で、、店持つ前からこの道が好きで、、、

なぜかというとその道は六本木の路地裏は一軒家や長屋が多く、路地裏の雰囲気あるレストランも

昔からたくさんあるエリアで、その道を見上げると、前にドーンと六本木ヒルズが摩天楼のように

そびえ立ってて、現代を象徴してる良い風景の場所なんです。今は背後を向けば

ミッドタウンも聳え立ってて、、さらに味がある道になりました。。

ここに2年前に小さいけど店と仕事場を作れてすごく満足してます。ランジェリーもそんな

路地裏のレストランの様な心地良い雰囲気の中で味わえる様な空気感がいいなと。。

僕なりにこだわってます。。

 

さて、その番組で昨日の三國シェフの経験からハッとさせられる言葉がありました

ご覧なってた方はご存知かと思います。

それを僕なりに解釈しました。。

最近、インスタグラムが主流ですね? みんなインスタグラムが命、カメラが命

財布よりカメラを忘れた方が嫌だと言うインスタグラマーもいます。

最近行ったご飯屋もインスタ映えを考えた演出でした。 見たものが全てという事で

架空の世界を作り上げて信じ込ませる怖さも僕はあると思います。

インナーの業界の方もご覧になってると思うのですが言いたい事言う性分なので

失礼があればすみません、、最近色々下着を見てるとリボンとかデザインもそうだし

マーケティングすらインスタ的思考で下着を作り上げすぎてる気がします。

それに、インスタグラマーたちがいきなり着てるランジェリーをあげて会社の

ハッシュタグを打ちまくる。そこで買って、可愛いから自発的に撮ってるならまだしも

宣伝要素の強い感じで、、撒いてるから皆んな同じタイミングでアップするんですよね。

アップされた下着を見てて、、これを作った人は下着を何と考えて作ってるんだろうか、、

どうしても、布を張り合わせたもの以上に見えなくて。。

値段じゃないんです、それが500円のものでも、それなりに意味があり意志が伝わるものであれば

それは布を縫い合わせたものではなくなります。その意味が伝わったその人の価値になると思います。

モノだけでは伝えれない部分があるので、販売員さんやそれがネットでもその想いを綴ってたり、、

 

僕はインポーターですから、作り手の職人さん達の意思が通じる事を一番に考えてます。

綺麗な生地の張り合わせでお買い求め頂いても良いのですが、それ以上のものがあるのに

それを知らないのはとても勿体無いと感じるからです。 ファッションでも同じですよね

ロゴだけに頼ってやってるブランドも多くて本当の意図があるのに何も伝わってないイタリア

ブランドが沢山あります、僕のイタリアの留学時代の友人達が各ブランドの本社で仕事をしてて

話を聞くのですが振り返って聞いてもそんなの初めて聞いた事も多いです。

僕の財産はイタリアで教科書を開いて研究をした内容よりも、彼らと知り合えたということが

一番の財産です。結局モノは人なんです。人を感じないモノは無機質すぎて特に高級なものは

そういうものを感じないとダメですし、それがブランドというものです。

僕はブランドの研究をして来たのですが、ここは割愛します。。

だいぶテーマから外れましたが、本題に入ります。

そのテレビの番組で三國シェフがフランス留学時代にアランシャペルに「セパラフィネ」と言われて

しまって、そして早い段階で帰国します。この「セパラフィネ」つまり洗練されてない。と

言われたんです。三國シェフはそこで熟考して答えを導き出したのが、

日本人として日本を知らなさすぎた事を痛感したそうです。そして留学時代に知り合った奈良東大寺の

当時の住職の元に行ったそうです。その際に京都の瓢亭で出された半熟卵が人生最高の一品だそうです。

(ただの半熟卵なのですが、瓢亭さんは400年前にこれを看板メニューとして出したそうで当時の

センセーショナルな食べ方は、大ブームを起こしたそうです。1600年代とかで、半熟卵は凄いですよね!)

その話を聞いてハッとしました、私の先代がイタリア、EXILIAのご夫婦と知り合った時に同じことがあったそうです

エクセリアのデザイナーマリアさんが、日本の文化は好きですか?ご存知ですか?嗜んでますか?と聞かれたそう

です。先代のマリーは知ってたものもあるけど、この程度ではダメだと、帰国後色んな民藝協会の副理事の友人から

漆、白磁を学んだそうです。その方は人間国宝になったそうでその友人から北海道の料理屋を紹介頂いて行くと

普通の人ではあり得ない待遇でした、そんなにお得意様でもないのに。

普通のお金持ちの人脈で紹介して頂くのとは全然違う、権力でなく、、本質的なものを共感できる

お客様として待遇を受けました。もちろんそこの料理屋にはその方、先生の器が収められてます。

だからインスタ映えは僕は見えたものに対してこれをどう感じたか?と言うコメントが大事で

僕のインスタはコメントがめちゃ長いんですよね。でもそうする事で、本質を大事にされる方が

周りに増えました。そう言う意味ではいいツールだなと思いました。

 

 

話は戻りますが、イタリアの伝統的なランジェリーを知るのに日本人がまず日本人として文化に赴きや嗜みが

あってこそ自分たちの本当の文化の本質が分かるのだと、イタリアの職人達は思ってまして、

うちのブランドしか知らないのですが、、ジラルディもそう

ParahもTwin-setのロサンナアンサローニもそう、皆んな一流の職人はそうだと聞いてます。

一流の職人は世界中の良いものを知ってます、ある時金の糸をランジェリーに見かけて、、

「あ、金糸?」と言ったら、「Oh!KINSHI!」と言うじゃないですか、、京都のが一番いいんだよと

言ってて、、やっぱり知ってるんだなあ〜と。スペインのサンセバスチャンのエル・ブジの後に

出来た料理のラボにもユズとか日本の食材も全部いいものが揃ってると聞きました。

イタリアは今ユズが流行ってるみたいですよ?高級レモンみたいな感覚だそうです。

 

 

僕は割とジェネラリスティックな考え方なので、ランジェリーだけでなく色んなモノに興味がありますので

それをまた歴史を踏まえて瓢亭の半熟卵ではないですけど、イタリアランジェリーの素晴らしさを女性だけでなく

男性も合わせて深く刻ませたいなと。。

日本は日本料理がそうですよね、料理の世界では出来てるのに文明開化、ランジェリーに至っては

日本には文化や歴史が浅いけど、浅いからこそまず女性が本物を知るべき事ではないのかなと。

六本木にいて、最近若い女性のお客様が増えました、ファーストインポート、それだけでなく

美術館の帰りなんだろな〜と思うカップルがデートに入ってランジェリーの話をさせてもらうと

美術館みたいですねと、喜んでくれたり。。

ランジェリーはインスタで見る以上に深く趣があるものなので、ここはお好きな方が見てるか

同業者が見てるか、、と思いますので、普段周りに興味ない人ばかりで、、という話も聞いたりも

しますが、是非声に出してみて熱くランジェリーの話をして貰えたら嬉しいなと思います。。

また、僕1回がたっぷり書くので気まぐれ更新なのですが、、

お読み頂けると幸いです。

ありがとうございました、、では良い一日を。

写真はそんなエクセリアのランジェリー達です。

JUN

 

 

 

文野 淳

文野 淳

1980年神戸生まれ、青山学院大学卒業後イタリアマランゴーニ学院にてマスターブランドマネージメント科を卒業。留学時から現在までの19年間イタリアに通いEXILIA、Parah、GIRARDIなど多くのブランドにて創業一族よりランジェリーとイタリアの歴史文化について学ぶ。帰国し神戸マリー入社後、イタリアよりTWIN-SETランジェリー、オランダMUCHACHOMALOなど多くのブランドを日本に初上陸させた。ブログでは本格的なプロ目線で感じた男性目線から見た女性のランジェリーなど書かせて頂きます。

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