「MODE CITY 2017」リポート vol.3

ダンスありパフォーマンスありの見事な演出! 

日に3回の華やかなファッションショー

 

7月に開催される「モード シティ」も1月に開催される「パリ国際ランジェリー展」も、やはり一番の見所はファッションショー。会場の一角に設けられたステージで日に3回行われるショーは、いつも立ち見が出るほど大盛況。リハーサルにかなりの時間を割いているだろうと思わせるモデル達のダンスやパフォーマンス、水着や下着を引き立たせるセンスのいいコーディネイト、そしてテーマに合わせた構成は、いつもお見事。

前回のリポートで紹介した「ROCK MY SWIM」は一般の女の子達が招待客だったので、2017年のオンシーズンの商品が紹介されて写真も撮り放題でしたが、今回ご紹介するのはプロ向きのシヨーで、2018年春夏コレクションの下着と水着が登場します。発売前の新作のため、写真撮影はパスを持っている限られたプレスのみ。無断で撮影していると、セキュリティに厳しく注意され削除、従わないとカメラや携帯を没収される場合もあるほどの厳しさです。

 

ロマンチックな真夏の夜の夢「SUMMER DREAM」

前置きが長くなりましたが、1つ目のショーを紹介しましょう。テーマは「SUMMER DREAM」。とてもロマンチックな雰囲気で、モデル達が妖精に扮したような演出。ショー全体を通し、葉や花のヘッドドレスやアクセサリーが効果的に使われていました。

中でも2018年のトレンドでもあるゴールドを効果的に見せたこのシーンは、とても印象的。

こちらは『007』のテーマ曲に合わせてモデル達が登場したシーン。最後に1列になってポーズをとるシーンは、モード感が存分にありました。

 

ブラック一色の水着を集めたシーンは、デザインバリエーションの豊富さをより際立たせます。水着がワンカラーなぶん、花を連ねたイヤリングで華やかさを添えています。

こちらはブラック一色のランジェリー。夏の夜のドレスアップにレースが似合うことに、あらためて気付く美しいシーンでした。

元気いっぱいのダンスで魅せる「VIBRANT MIAMI」

2つ目に紹介するショーのテーマは「VIBRANT MIAMI」。こちらはぐんと明るく、パワフルな演出。まず登場したのは「YVETTE」というブランドのアクティブウェア。ファッションの世界でもアスレジャーが定着していますが、下着の世界でも“スポーツ”は重要なキーワード。今回の「モード シティ」では会場内に「SPORTIVE’」というエリアが設けられ、このブランドを含む17ブランドのスポーツブラやアクティブウェアが集積されていました。

ビキニを着た女の子達の頭にのっているのは、なんとフラミンゴ! 頭にフラミンゴをのせるなんて発想、普通ないですよね!? それをやってしまえるところが演出の上手さなのでしょうね。

主催のMatthier Pinet氏

このショーの中で印象深かったのは「LOU」と「VANITY FAIR」が登場したシーン。どちらも広く知られる老舗下着メーカーではありますが、正直、ファッショナブルとは言えなかったのが事実。ところがご覧のように、トレンド感満載のアイテムが続々と登場。注目すべきファッションブランドにリブランディングしたことを、このショーであらためて思い知りました。

主催のMatthier Pinet氏
主催のMatthier Pinet氏

イチ推しブランドが登場する「THE SELECTION」

3つ目のショーは「THE SELECTION」。これは、主催者がイチ推しのブランドを紹介するもの。前の2つのように華やかな演出はありませんが、ひとつひとつがとても見応えのあるブランドが登場します。

そのひとつが、私も大好きなイギリスブランド「NOBLESSE OBLIDGE」や

服同様にスタイリッシュなデザインで魅せた「MICHAL KORS」、

ハイレグカットが特長のイギリスのニューカマー「AFFINA LONDON」など。

主催のMatthier Pinet氏
主催のMatthier Pinet氏
主催のMatthier Pinet氏

そして毎回、この「SELECTION」のショーの最後には“デザイナー・オブ・ザ・イヤー”を受賞したブランドが登場します。今展で受賞したのは、ブランド設立10周年を迎えたイタリアの「RAFFAELA D’ANGELO」。水着やビーチが似合うウェアをふんだんに揃えた、とってもおしゃれなブランド。日本に代理店がないのが残念です。

主催のMatthier Pinet氏
主催のMatthier Pinet氏
主催のMatthier Pinet氏

デザイナーのRaffaelaさんは、ヨーロッパでのワコール立ち上げの時にデザインの仕事をしたこともあるのだとか。「私、日本とはとっても縁があるのよ」とおっしゃっていました。

これらのショーを観ていると、やはりフランスでのブランドの数やモデルの層の厚さというものをヒシヒシと感じます。もしかしたら、華やかさでは「Victoria's Secret」のほうが勝るかもしれませんが、商品の濃さは間違いなくこちらに軍配が上がるはず。ランジェリー・ビーチウェアに興味がある方は、パリで生のショーをぜひご覧あれ!

(文・川原好恵)

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